ソリティアは、すべての配札が必ず解けるゲームではありません。ただし、負けた局が最初から不可能だったとも限りません。途中の選択で必要なカードを閉じ込めた、山札の順序を変える機会を逃した、実装固有のルールを見落とした可能性があります。
3つの状態を区別する
解ける配札
正しい手順を選べば勝利条件を満たせる初期配置です。途中で失敗しても、最初から別の手順を選べば解ける可能性があります。
現在の局面からの詰み
初期配置には解答があっても、すでに必要なカードを戻せない場所へ動かした結果、現在位置からは勝てない状態です。Undoや再スタートで分岐前へ戻れば解けることがあります。
解けない配札
許されるどの手順を選んでも勝利できない初期配置です。厳密に判定するには、そのルールを正確に再現した探索やソルバーが必要です。画面を見ただけで簡単に断定できるとは限りません。
ゲームによって事情が違う
クロンダイクは裏向きカードと山札があり、見えない情報やめくり方の影響を受けます。1枚めくり、3枚めくり、山札の周回制限によって、同じ初期カード順でも到達可能な手が変わります。
フリーセルは多くのカードが見えるため計画しやすい一方、すべての番号付き配札が必ず解けると考えるのは正確ではありません。どの配札集合・ルールを使うかを明示しない勝率比較には注意が必要です。
スパイダーは採用スート数と配札ルールが難しさを大きく変えます。1スートの経験を4スートの可解性へそのまま当てはめることはできません。
「勝てる配札のみ」のゲームもある
デジタル版の中には、生成後にソルバーで確認した局や、あらかじめ選別した配札を提供するものがあります。その場合は勝てる可能性が保証されることがありますが、最適手順が簡単という意味ではありません。また、Daily Challenge、Random Deal、Winning Dealなどモードごとに条件が違う場合があります。
Solitaire JPでは、ゲーム内や提供元の説明で確認できない限り「全局必ず解ける」とは記載しません。
勝率の数字をそのまま比べられない理由
- 1枚めくりと3枚めくりでルールが違う。
- 山札の周回回数、Undo、ヒント、自動移動の条件が違う。
- 全配札か、勝てるよう選別した配札かが違う。
- 勝率が全プレイヤー平均か、熟練者か、ソルバー結果かで意味が違う。
- 途中離脱を敗北として数えるかが違う。
出典と測定条件のない「勝率○%」は、攻略判断の根拠として使いにくい数字です。当サイトでも、実際のサイト内投票やプレイ数と、ゲーム自体の理論的可解率を混同しません。
負けた局を見直す方法
- 動けなくなった直前ではなく、選択肢が2つあった最初の場面を探す。
- 裏向きカードを開く手と、組札を進める手のどちらを選んだか確認する。
- 空き列やフリーセルを、戻し先のないカードで塞いでいないか見る。
- 山札から必要なカードが出た時点で置き先を用意できたか確認する。
- 同じ配札を再開できるなら、分岐を一つだけ変えて結果を比べる。
勝敗を上達につなげる
解けない配札かどうかを毎回証明する必要はありません。実戦では、「次の選択肢を増やす手を選べたか」「一時置き場を回収できたか」「山札前に盤面を整理したか」を振り返る方が役立ちます。具体的な確認順序は動けないときのチェックリストを使ってください。
別の難しさを比較するなら、1枚めくりと3枚めくり、Spiderのスート数も参考になります。