ソリティアで「もう動けない」と感じても、必ずしもその局が解けないとは限りません。合法手の見落とし、使えるカードの順番、数手前の選択によって止まっている場合があります。焦って新しいゲームを始める前に、盤面を一定の順序で確認すると原因を切り分けやすくなります。
1. 見えているカードを端から確認する
場札を左から右へ、組札、山札・捨て札の順に一度ずつ見ます。同じ場所を行き来すると、目立つ列だけを繰り返し見てしまいます。クロンダイクなら赤黒交互の1つ下、フリーセルなら空きセル、スパイダーなら同一スートの接続候補を探します。
ヒント機能がある版では参考にできますが、ヒントが示すのは「可能な手」であって、常に最善手とは限りません。
2. 次の選択肢を増やす手を探す
カードを組札へ1枚送るだけの手より、裏向きカードを開く、空き列を作る、フリーセルを空ける手を優先して検討します。重要なのは現在の手数ではなく、その後に選べる手の数です。
- 動かした下から新しいカードが見えるか。
- 列を空にした後、置けるカードが決まっているか。
- 一時置きしたカードを2〜3手後に戻せるか。
3. 組札へ上げすぎていないか確認する
クロンダイクやフリーセルでは、低いカードを組札へ送ると場札の接続に使えなくなることがあります。現在の版が組札から場札へ戻せるなら、必要な色のカードを一時的に戻すことで列がつながる場合があります。
ただし、戻せるからといって無条件に戻すのではなく、そのカードがどの列を開き、戻した後に再び組札へ送れるかを確認します。
4. 空き列と一時置き場を資源として数える
空き列は完成後の置き場ではなく、順番を組み替えるための作業台です。クロンダイクでは通常Kから、フリーセルでは任意のカードから置けます。Spiderでは混在列を分解するために特に重要です。
フリーセルで長い列を動かせない場合は、移動可能枚数の計算を使い、空きセルや空き列をあといくつ作ればよいか逆算します。
5. 山札をもう一度同じ順序で見る
クロンダイクの3枚めくりでは、捨て札の一番上を使うと次に見えるカードが変わります。必要なカードを見つけても置き先がなければ、場札側に受け皿を作ってから次の周回で取ります。1枚めくりと3枚めくりの詳細は比較ガイドで確認できます。
Spiderで山札が残っている場合も、すぐ配る前に現在の列を整理します。新しい配札は解決策になる一方、整えた列を再び覆います。
6. 元に戻すなら最初の分岐まで戻る
直前の1手だけを戻して同じ手を選び直しても、原因がもっと前にあれば改善しません。「同じ数字のどちらを動かすか」「空き列へどのKを置くか」「山札のカードを使うか」という最初の分岐まで戻り、別の結果を作れる手を選びます。
Undoの有無や回数はゲームによって異なります。利用できない場合は、次の局で同じ失敗を見つけるため、詰まった原因を一つだけ覚えておくと上達につながります。
ゲーム別の最終確認
| ゲーム | 最後に確認するポイント |
|---|---|
| クロンダイク | 捨て札の下、裏向きカード、組札から戻せる低いカード |
| スパイダー | 同一スート列の接続、空き列、山札前にできる整理 |
| フリーセル | 空きセル数、移動先に使わない空き列、安全に上げられる低いカード |
| ピラミッド | 合計13の別の組み合わせ、覆っているカードの共有関係 |
| トライピークス/ゴルフ | 山札を使う前に続けられる別の上・下ルート |
「詰み」と「解けない配札」は同じではない
現在の局面から勝てないことと、最初からどの手順でも勝てない配札は別です。自分の選択で行き止まりになった可能性も、配札や実装の条件で勝てない可能性もあります。詳しくはソリティアは必ず解けるのかで整理しています。
別のルールで考え方を試したい場合は、ソリティアゲーム一覧から、情報が見えるフリーセルや列整理型のスパイダーを選んでください。